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2015-03-06 10:54:54
カメラの基本構造を理解しよう
写真は、様々な“撮影技法”を用いることで、その表現の幅を大きく広げることができます。カメラ初心者は撮りたい写真を取れるようにするためにも、基本的な構図の他に、基本的な撮影技法についても押さえておく必要があるでしょう。
しかし、そうした撮影技法を身につけるためには、まずは“カメラの基本構造”について理解しなければなりません。私たちのイメージと写真を繋ぐカメラのことを知り、そのような技法がなぜ可能なのかを理解すれば、おのずと応用的な写真撮影が可能になってきます。
そこで今回は、カメラの基本構造について説明していこうと思います。
そもそもカメラというのは、写真の原理上、必ず3つのパーツを有しています。一つ目が、光を集めて実像を作り出すレンズ。二つ目が、その実像を記録して残す感光材(撮像素子)。そして三つ目が、二つのパーツの間を遮り、撮影のタイミングを決定するシャッターになります。
これら3つのパーツが暗箱のなかに揃って、初めてカメラとしての機能を果たします。
しかし、これだけではカメラとしての実用性はありません。実際には、写つす風景を確認するファインダーも必要ですし、ピントを合わせる機構や、光量を調節する“しぼり”だって必要です。望んだ瞬間にシャッターを開く“シャッターボタン”も必要不可欠です。
つまり、カメラには、先ほど紹介した3つのパーツ以外にも、それを補うための機構が揃っていなければなりません。撮影技法を理解するためには、各パーツがどのような役割を果たし、なぜ必要なのかを理解する必要があるでしょう。
各パーツの役割については、次回、続けて説明しようと思います。